人材サービス企業も淘汰の時代

 今年4月に人材派遣のテンプホールディングスが、人材紹介サービスのインテリジェンスホールディングスを買収し完全子会社としました。

 

 これはインテリジェンス側から業績も堅調なテンプに持ちかけられたM&Aであり、円満な身売りとなります。買収資金は総額510億円にのぼります。

 

 73年にテンプスタッフ株式会社は資本金100万円で設立。06年3月東証1部上場。一方のインテリジェンスは89年に人材紹介サービス会社として設立されています。

 

 人材サービスのビジネスは、人材派遣エージェント、業務請負エージェント、人材紹介エージェントの3つに大別されます。

 

 テンプは派遣社員を顧客企業に紹介する人材派遣業務がメインであり、インテリジェンスは求人情報サービス「an」、転職支援サービス「DODA」など人材紹介業務に強く、同じ人材サービス業界でも得意分野が異なるため、インテリジェンスの完全子会社はりテンプにとっても大きなメリットです。

 

 これで総合人材サービス会社として業界首位の座を狙うことになりそうです。

 

 テンプの2013年3月期の連結売上高は2472億円で、インテリジェンスは800億円、合算で3272億円になります。

 

 首位のリクルートホールディングスは4934億円のため、2位に甘んじることになりますが、今まで僅差で勝っていた業界3位のパソナグループの2120億円には大きく差をつけることになりました。

 

 今後人材サービス業界は、2大企業の一騎打ちとなり激しい競争が激化することが予想されます。人材サービス業会は参入障壁が低く、小さな企業までも乱立していましたが、今回のM&Aにより業界の流れも変わってくることが予想されます。


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